元治元年(1864年)の創業以来、私たちは、ふるさといわきの新鮮な海の幸を用い、手間ひまを惜しまず、ものづくりを続けてきました。ですが、伝統を重んじるだけでなく、時代に合ったものづくりを続けなければ、ふるさとの味を守ることはできない、とも思うのです。
老舗とは、常に新しい伝統を更新しつづける店である。
そんな思いを胸に、これからも、いわきに根ざしたものづくりを続けてまいります。
どうぞ、私たちの味を、いわきの風景を、存分にお楽しみください。
元治元年(1864年)の創業以来、私たちは、ふるさといわきの新鮮な海の幸を用い、手間ひまを惜しまず、ものづくりを続けてきました。ですが、伝統を重んじるだけでなく、時代に合ったものづくりを続けなければ、ふるさとの味を守ることはできない、とも思うのです。
老舗とは、常に新しい伝統を更新しつづける店である。
そんな思いを胸に、これからも、いわきに根ざしたものづくりを続けてまいります。
どうぞ、私たちの味を、いわきの風景を、存分にお楽しみください。
幕末の世。磐城平の御城下で浜の海産物を扱う魚屋の商売から丸市屋の歴史は始まりました。その後、自分たちで加工や販売までを担うようになり、ヤナギガレイの干物、ウニの貝焼きといったいわきの産品を手がけるようになり、現在の姿になりました。
代々目指してきたのは「造り魚屋」です。生のままでは食べられない米を、発酵の力を借りて清酒に仕上げ、販売まで手がける蔵元を「造り酒屋」と言います。私たちもまた、仕入れた魚を開き、味噌や酒粕に漬け込んで素材の味を膨らませ、日々の常菜として、祝いの席の特別な料理として仕上げてきました。私たちの仕事は、言うなれば「造り魚屋」であると考え、ものづくりに励んできました。
これからも、いわきの造り魚屋として、暖簾を守り、みなさまにおいしさを届けたいと考えています。
丸市屋の干物は、すべて生魚からお造りしています。中でも、いわき沖で獲られる「常磐もの」の魚にこだわって仕入れています。
いわき沖は、親潮と黒潮の混じる「潮目の海」。プランクトンが豊富に集まるため、多様な魚が来遊します。日本有数の好漁場としても知られ、「常磐もの」のおいしい魚たちは、築地市場などでも高く評価されてきました。
魚は大変デリケートで、季節、漁法、餌などによって味が異なり、個体差が出てきます。また、味噌や醤油を使った発酵も、温度や湿度によって味に違いが出てきますので、その差を見極め、できるかぎり味のブレを少なくするのが職人たちの腕の見せ所です。
魚の状態を見極めて出荷する技術、そして目利き。伝統に裏打ちされた加工技術が、丸市屋の味を支えています。
職人の手作業で作られているため、丸市屋の商品は大量生産ができません。だからこそ、その味のこだわりを言葉にして、お客さまに説明することが欠かせません。
製造・加工から販売までを責任を持って行う「造り魚屋」にとって、店はお客さまとの大切な窓口。
心を込めてお客さまと向き合い、言葉を尽くして、商品を販売いたします。どうぞ店頭にも足をお運びください。
私どもが居りますいわき市は太平洋と阿武隈高地に囲まれ、年間を通して温暖で、自然豊かな地域でございます。
特にいわきの海は、黒潮と親潮が交わります「潮目の海」と呼ばれるものが特徴であり、当店の商品であります「海産物」もこの恵まれた環境がもたらしてくれるものであります。
したがいまして、多くの海産物を扱いますお店が、それぞれに個性を出した商いを営んでおります。いわき市はお魚の美味しいまちでもあります。
私どもでは、厳選された最高の素材を、伝統の技術と真心込めた製法によって、当店独自の商品に造りあげております。決して妥協の無い、真剣で真摯な取り組みが最高の商品になる事を信じてやみません。
銘物とはその地域の文化や風土に密接につながっているものと考えます。
私どもの商品を通して、故郷いわきを少しでも感じていただければ幸いと存じます。
当店の商品は全て、放射性物質の基準値を確認し安全と認められたものです。どうぞ御安心してお召し上がりください。
尚、ご存じとは思いますが海産物につきましても出荷・摂取制限となっております物は出回っておりませんので、御安心くださいませ。
ひものやみりん干し等の干し物は乾燥機を使って仕上げておりますので、重ねて御安心くださいませ。